2007年04月05日

      
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石牟礼道子さんの書いた空想物語。
 「水はみどろの宮」1997年発行
       平凡社 刊/1890円

突然「当たりました」と贈られた
天からのギフトとでも言うべき本。
こんなことってあるんですね。
不思議でたまりません。


きっかけはmixi。石牟礼道子さんのコミュニティを見つけ、近況がわかる
かな?と軽い気持ちで入りました。
管理人さんはたいそう丁寧な方で、御本人に会いに熊本まで行ったり、
皆さんに呼び掛けて傘寿のお祝いを贈ったりなど、積極的に活動されて
います。その傘寿を記念したコミュ参加者対象の本のプレゼント企画に、
まったく活動に参加していない不届き者な私が何故だか当選してしまっ
た。そんな経緯で「水はみどろの宮」が私の元へ届きました。

チラリと頁をめくったが最後、そのまま没頭読破。感動嵐の雨霰。
現世のものとそうでないもの、現在とそうでない時間が行き来する、不
思議なようで当たり前の日常を生きる命。変わらぬ自然と生き物の温も
りを強烈に与えてくれ、全ての生きとし生けるものに深く敬意を表す気
持ちがいっぱいいっぱいに高まりました。甘いところがまるでなく、生
きる勇気がふつふつと湧き出す物語。

今現在の私にハイこれ…と、必然で届いたとしか思えない。
この物語を紡ぎ出してくださった石牟礼道子さんをはじめ、その石牟礼
さんに中学生時分に会わせてくれた私の両親、そして今回のこの繋がり
を与えてくださった皆さんに心から感謝したいと思います。
素敵な物語です。是非読んでみてください。



☆石牟礼道子
1927年、熊本県天草郡生まれ。谷川雁らの「サークル村」結成に参加。
1969年講談社から、水俣病を世に知らしめた作品『苦海浄土』(現在講談社文庫に収録)を処女出版、第1回大宅壮一賞受賞辞退。
「自主交渉」などの行動と表現で、水俣病問題に精力的に関わる。
1993年には『十六夜橋』で紫式部賞受賞。2001年度朝日賞受賞。



(15:40)

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