2013年06月02日

      
絵とことば
京都でのグループ展です。
テーマが「ことば」を画面
に入れ込むということで、
長期間あれこれ迷った挙げ
句、奇を衒わず気負わずに
俳句と絵とで構成すること
にしてみました。
選んだ俳句は、母が最も気
に入っているという懐かし
い父・山福康政の一句。

「いつかまた
 ひらいてとぢる
 傘をもち」

なぜこの句を選び、そして
どんな絵にしたのか…展示
後の投稿をお楽しみに!


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            絵とことば
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和歌や俳句・漢詩等を画面余白に画賛として書き込む水墨画や禅画は、
詩文を芸術的高位におく中国古来の思想の影響を背景に、詩・書・画一
体の理想を究めようとしたものと言えます。
また、明治期ビゴーの作品でも知られる西洋伝来の風刺画(カリカチュ
ア)では、登場人物の発するセリフや明示される国名・政治家名.etcと
場面描写が一体となって痛烈な社会的メッセージを発しているのです。
この両者ともに、絵画は純粋に視覚造形的にのみ存在するという(抽象
絵画成立の背景にあるような)考えや、絵画によって伝えられる思想は
画面上の造形・作画の中でこそ表現されるといった(図像解釈学をもと
にしたような)考えからは外れてしまうように思われます。けれど、総
合芸術としての映画や演劇、また絵本やページ物の漫画作品を持ち出す
までもなく、やはり言葉として明確にメッセージを伝え、思想を語るこ
とが視覚表現と両立しないということは決してないのだと思うのです。
この展覧会では、各作家に画賛やセリフのように絵の中に文章や言葉が
入っている作品を出品してもらいます。いまここで鑑賞者に伝えたい明
確な言葉やメッセージを画面に入れ込んだ作品、言葉の力と文字の力、
そして絵の力が一体となって見る者の心の奥深くへ入り込むそんな作品
群によるグループ展が実現されることを楽しみにしています。
                SELF-SOアートギャラリー/村上稔


 と き:2013年5月18日(土) 〜6月2日(日) /5/27(月)休
     11:00〜19:00 最終日17時迄
 ところ:SELF-SO アートギャラリー
     602-8314 京都市上京区六軒町通今出川上ル佐竹町125
     TelFax.075-465-7577/selfsoart@selfsoart.jp

 参加作家(五十音順敬称略):
  あおきひろえ、青山友美、石川武志、市居みか、伊藤秀男、
  上野絹子、内田ユッキ、大畑いくの、岡田よしたか、
  おくはらゆめ、景井雅樹、くせさなえ、古賀鈴鳴、こしだミカ、
  後藤友香、坂井ユウジロー、ささめやゆき、塩田遙、
  スズキコージ、竹内通雅、田島征三、田島征彦、たてのかよ、
  田村勝彦、つよしゆうこ、寺田めぐみ、塔本賢一、中新井純子、
  中川洋典、永島正人、中野真典、西淑、のだよしこ、長谷川義史、
  はまぐちさくらこ、ハンダトシヒト、丸木ひさ子、mississippi、
  ミズタニカエコ、ミツルカメリアーノ、南椌椌、
  みなみりょうへい、ミロコマチコ、宮崎詞美、山福朱実、
  山本孝、吉岡和泉、WAKKUN


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*山福朱実の出展作品はこちら

(10:53)

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