2018年11月06日

      
先ほど上野朱さんから西日本新聞の記事を送っていただきました。
私は掲載のことを知らなかったのでびっくり。
朱さん、スカラベサクレさん、ありがとうございます✨
2018.11/6 風車

2018.11/6 西日本新聞 『風車』
山福親子と石牟礼道子

 石牟礼道子の創作『水はみどろの宮』(福音館文庫、2016年)の挿絵原画展が、先月14日まで福岡県直方市の直方歳時館で開催されていた。
 石牟礼作品に惚れこんだ北九州市若松区出身の絵本作家・山福朱実は、単行本の絶版を惜しみ、自ら児童文学関係の出版社に再刊を働きかけた。その努力が実り、文庫普及版の刊行がかなう。1997年の初版にはなかった挿絵が約60点も入り、ようやく大人も子どもも楽しめる児童文学書になった。石牟礼は「朱実さんのお父様山福康政さんは、穴井太さんの主宰なさる天籟句会のメンバーで、私の句集『天』を出す上でお世話下さった。親子二代にわたっての不思議なご縁」と、あとがきに記す。
 朱実は幼いときからの石牟礼ファンで、家族と一緒に旅行もしたという。その思いは、挿絵を描いただけでなく、再刊直後からの原画展と、作中の一節をギター伴奏つきで朗読、詩の個所は歌唱というコンサート活動の継続にも現れている。東京から始まり、全国各地で開催されてきた。もちろん、熊本・水俣両市、出身地の北九州でも開かれた。直方では、自作絵本や装幀本の原画も展示。木版画や紙版画によるものだ。紙版画は、10枚も刷るのが限界と聞いた。
 山福朱実の朗読と挿絵も重なって、『水はみどろの宮』の舞台となった、熊本県山都町の緑川源流地、緑仙峡とその奥の穿の洞窟を訪ねたくなった。洞窟は、日向へ抜けると伝説され、石牟礼と朱実の想像力をふくらませている。               (スカラベサクレ)

(09:49)

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