2019年06月27日

      
もう何年も前から、いつか衿子さんの詩を歌ってみたいと思い続け、
樹くんにお願いしていたのがやっとやっと完成間近となりました。
衿子さんに許可を頂くことは不可能なので、現在はアメリカ在住で、
最近はボルネオに多く居るという長女の琴ちゃんと連絡を取り合い、
とりあえず聴いてもらおうと思ってYouTubeにアップしてみました。
   いつの日かライブで歌えるようになるといいなあ!



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 『空にかざして』     岸田衿子

 羊の群と 羊追う人の 
 かえる方向に
 朱い実のなる村がある

 しずんでゆく陽にも
 人の小舎に燃える火にも
 かかわりなく
 木の実は 朱く円く
 ちいさく
 完成している

 あくる朝
 まだひと粒も その実の露を
 飲んだことのない恋びとたちのため
 ふたりの掌が 木の実をのせ
 しばらく空にかざしてみるために

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(16:46)

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