2019年11月26日

      
2019.10/22〜11/4 ポレポレ坐企画
山福印刷の仕事とそこから生まれるものたち
 〜山福康政×朱実 父娘二人展
』の撤収作業を終えて、私本体は数日前にようやく北九州に到着。父との作品群は山梨へと旅立ちました。
ご来場&応援してくださった皆々様、本当にありがとうございました!
こんな大層なことが実現できたなんて、幸せすぎて言葉になりません。

この展示は富士吉田のギャラリー・ナノリウムに巡回が決まりました。
ナノリウムはポレポレ坐のデキる女・中植きさらさんのご両親が営む、
目の前に富士山がバーンとそびえた素敵空間です。
山福父娘展 ナノリウム

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    日々を重ねる思想の散歩 山福康政×山福朱実展
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企画展に寄せて
 北九州の市井の印刷屋の山福康政さんの仕事は 一般的にはほとんど
知られていないと言ってもいいかもしれません しかし彼の残したグレ
イトな著書「昭和庶民絵草史・ふろく」は1980年代初頭に五木寛之をは
じめ井上ひさし 武田百合子らの同世代の作家達に高い評価を受けまし
た その著書に書かれた内容は敗戦後に生まれたベビーブーマァ世代に
も地続きで懐かしい原っぱの風を届けてくれると共に 期せずして文明
批評にもなっているのでした
 敗戦後九州には炭坑のエネルギィ問題があり 水俣病という恐るべき
社会の病の周辺に集う文学者や活動家の隆盛が山福康政さんに少なから
ぬ影響を与えたやうに思います 娘の朱実さんが石牟礼道子さんの著書
「水はみどろの宮」の挿画をなされたのも九州という場所の持つ熱量に
うながされたのでせうか
 場所と人々のエネルギィが上野英信さんの「追われゆく坑夫たち」や
石牟礼道子さんの「苦海浄土」はた又山福康政さんの「昭和庶民絵草史
・ふろく」を生み出したやうに思います  文明の下り坂を感じずには
いられない現代にこそ 市井の山福康政さんのやうな志と芯のある表現
者が求められているのでせう 心からそう思ふ♪ と前川清の歌が後押し
してくれているやうだ
 この機会に是非 山福康政さんと朱実さんの仕事に触れていただけれ
ば幸ひです 秋空にからだの穴を裏がえす

◉展示作品
 山福康政…『昭和庶民絵草史・ふろく』原画、デザインも手がけた地
      元の店や幼稚園の広告などガリ版屋時代の印刷物、挿画を
      つとめた『天籟通信』、未発表の油絵ほか多数
 山福朱実… 絵本『ヤマネコ毛布』、挿画本『水はみどろの宮』原画、
      新聞連載のカットほか

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 会 期:2019年11月15日(金)〜12月3日(火)/木曜定休
     11:00〜19:00
 会 場:山梨 富士吉田・ギャラリー ナノリウム
     0555-24-2938
     403-0005 山梨県富士吉田市上吉田4583-6

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私も一緒に行きたかったなあ。旅を続けられる作品たちが羨ましい✨



(22:25)

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