絵仕事

2024年03月26日

昨年末〜年明けにかけて彫っていた版画のお仕事が形になりました✨
宮・土呂久の砒素公害を50年以上記録し運動を続けてきた川原一之さんの集大成ともいえる本書に関わらせていただけたことが光栄ですし、活動をずっと応援していた父がきっと喜んでいるぞと感慨も一入。
素敵なデザインを担当された北里俊明さんより画像を拝借しました。
川原一之『和合の郷』

     『和合の郷 ー祖母・傾山系 土呂久の環境史
  川原一之 著/山福朱実 装画,挿絵/designPOOL 造本,装丁
       2024年3月/A5版/上製本/584頁/非売
       ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
川原一之『和合の郷』川原一之『和合の郷』川原一之『和合の郷』川原一之『和合の郷』













川原さんの著書全6冊のうち、1994年刊『記録・土呂久』が土呂久の公害被害者と支援者の運動史だったのに対して、『和合の郷』はその姉妹版を意識し、土呂久が最盛期を経て衰退に至る集落史となっています。
この本は宮崎県公害認定審査会長・出盛医師からの助成により、非売の自費出版として刊行されたので書店に並ぶことはなく、NPO法人アジア砒素ネットワークが送料+諸経費(本代無料)1,500円で配布しています。読みたい、保存したいという方がいらしたら是非ともご協力ください。
しかしこの分厚い書籍が無料だなんて、驚愕!

*お申し込みmail:nishimura-kayo@asia-arsenic.jp
 〜付先宛名 ⊇蚕 E渡暖峭(郵送の場合) ご望冊数 を明記
川原一之『和合の郷』


(10:17)

2024年03月02日

高橋卓志さんの連載に、毎回唸りながら、水彩で挿画を描いています。
高橋卓志 連載08

 高橋卓志【死路に一条の活路を 〜末期がんと生きる】信濃毎日新聞
 連載 限界を超えた精神ダメージ 声上げて泣き楽になる

高橋卓志 連載08紙面


(14:25)

2024年02月09日

高橋卓志さんの連載に、毎回唸りながら、水彩で挿画を描いています。
高橋卓志 連載07

 高橋卓志【死路に一条の活路を 〜末期がんと生きる】信濃毎日新聞
 連載 生きながら「死」を体験 全身麻酔による手術

(11:25)

2024年01月23日

 暖冬の雪はちょっと嬉しい感じ。  ずっと隠って木を彫る日々。
「和合の郷」挿絵
命や健康を奪いながら宮崎・土呂久で作られた亜砒酸は海を渡り、広島・大久野島の毒ガス製造工場で化学兵器となって戦争で消費されていたという人間ならではの酷い歴史。実験に使われたのは大勢の兎たち。
#土呂久 #土呂久砒素公害 #大久野島 #川原一之 #和合の郷

(17:17)

2024年01月20日

高橋卓志さんの連載に、毎回唸りながら、水彩で挿画を描いています。
高橋卓志 連載06

 高橋卓志【死路に一条の活路を 〜末期がんと生きる】信濃毎日新聞
 連載 がんを確認した日から間もなく3年 激烈な死路 まだ途上に

(12:08)

2024年01月11日

川原一之さんの『和合の郷』裏表紙用に、真面目な山百合を彫り摺り!
『和合の郷』装画


(11:17)

2024年01月06日

     年末にこんな賑やかな雑誌が届いてびっくり!
        小学館『幼稚園』2.3月合併号
『幼稚園』2024年2,3月号

鮮やかな色合いのこの雑誌の本文中で最もシブいページになっている、
「にほんむかしばなし『つるのおんがえし』」の挿画を担当しました。
『幼稚園』2024年2,3月号
 次のページがドラえもんだったりオマケがどっさりついていたりで、
   いやはや楽しい雑誌じゃのう!幼稚園児は大喜びじゃ。

(11:11)

2024年01月05日

昨年12月からずっと土呂久砒素公害について学んでいます。
現在宮崎在住の記録作家・川原一之さんが2018〜2023年春まで朝日新聞宮崎版に連載されていた「土呂久つづき話 和合の郷」を一冊にまとめることになり、装画のご指名をいただきました。今冬出版予定で既に〆切ギリギリの冷や汗かき中なのですが、土呂久の苦難の歴史を知り、1971年から取材をはじめて53年という長きに渡り取材を続けていらした川原さんの仕事を目の当たりにして背筋が伸びる思いです。
『闇こそ砦』

川原さんとは2008年、上野英信氏の軌跡を綴った『闇こそ砦』で装画のご指名をいただいて以来の16年ぶりのお手伝い。
どんな形にできるのか…奮闘してみます。ドキドキ。

(07:07)

2024年01月04日

2024年01月02日

  福音館書店さんが昨年中刊行した書籍をずらっと並べた投稿画像!
福音館書店2023年刊行書籍
 今年も『石油のものがたり』を引き続きよろしくお願いいたします✨

(07:07)

2023年12月22日

2023年12月21日

高橋住職(←私にとってはずっと神宮寺のご住職)の新聞連載に絵をつけるという重大任務を仰せつかり、なるべく版画ではなく水彩画で描いていこうと考えています。というのも、私が20代の頃に知り合った高橋住職にいただいたお仕事が長野 浅間温泉・神宮寺の寺報の挿絵で、まだ木版画に出会う前だったので殆ど水彩で描いており、そこからの想いが積み上がっているため今回は…と、今のところそう考えて。
自ら住職を退職した高橋さんですが、在職中に出された寺報はどれも内容が濃く、書店で販売されててもおかしくないクオリティでした。↓
神宮寺『未来への遊行帳』

  2008年には単行本の装画&挿絵も担当させていただいています。
  高橋卓志『奔僧記 〜知らぬが仏じゃいられない』信濃毎日新聞社
高橋卓志『奔僧記』

高橋さんがどんな方かささっとお知らせしたくても、あまりに多くの活動をされているので簡単には紹介できません。せっかく連載のお供を始めたので、これからじわじわ投稿していきたいと思っています。
高橋さん、ご指名いただき光栄です。いっぱい描きますよう!

 高橋卓志【死路に一条の活路を 〜末期がんと生きる信濃毎日新聞






(11:17)