出品展覧会

2017年11月19日

2017.11/20~ 山と帽子

2015年春から関東と関西の8ヶ所を巡回していた『ヤマネコ原画の旅』
は現在、無期限で九州巡回の旅を続けています。
途中、本州へ数ヶ月、4ヶ所ほど寄り道していましたが、九州に再上陸!

 *特設サイト ヤマネコ毛布絵本原画*九州の旅 
 *Facebookイベントページ *熊本震災義援金のお願い

================================
        *ヤマネコ原画の旅 Vol.47*
  山福朱実『ヤマネコ毛布』絵本原画展*長崎 佐世保・山と帽子
================================

 期 間:2017年11月20日(月)〜12月11日(月)
     11:00〜15:00/11/25,26と12/2,3休
 会 場:長崎 佐世保・山と帽子
     859-3224 長崎県佐世保市重尾町247-5/0956-55-3906
    
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  絵本「ヤマネコ毛布」は、2007年にパロル舎から出版された
  ものを印刷方法を変え再編集し、広松由希子さんセレクション
  「ずっと残したい絵本」シリーズの第2弾として復刊ドットコム
  から2015年2月に復刊されました。
================================
*ひとつ前の会場:長崎・喫茶/糸 木々&ひとやすみ書店
*Vol.9〜48までの『ヤマネコ原画九州の旅』…詳細はこちら
*Vol.1〜8までの本州『ヤマネコ原画の旅』…詳細はこちら

(13:19)

2017年11月14日

猫ぞろ原画展01*京都・めばえ

================================
   吾輩堂×山福朱実『猫ぞろぞろカレンダー』原画展 vol.1
          絵本カフェ Mebae めばえ
================================

 今秋発売されたての吾輩堂×山福朱実『猫ぞろぞろカレンダー 2018」
 の原画展です。ほかに、原画以外の版画作品も展示販売いたします。
 
 期 間:2017年11月23日(木祝)〜12月10日(日)
     11:00〜18:30/火曜定休

 会 場:京都・絵本カフェ Mebae めばえ
     603-8215 京都市北区紫野下門前町5-5/075-493-5528

めばえ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(20:10)

2017年11月13日

山福朱実作品展enタイニーカフェ

================================
      樹の実工房*山福朱実 作品展 en TINY CAFE
================================

 京王線仙川駅から徒歩5分、商店街を抜けて間もない場所に古くから
 あるというナニかと噂のお店タイニーカフェの壁に、また、これまで
 作った木版、紙版等の作品をミニ展示することになりました。
 北九州Uターン前、1月の展示から11ヶ月ぶりの帰京展覧会です。
 店主の池田TOSHさんが作る美味しい肴でお酒を酌み交わすのもよし、
 お茶するのもよし…で、壁の作品を眺めてくださると嬉しいです。
 会期中、私にこのお店を紹介してくれた末森樹くんのライブもあり…
 もちろん私も歌ったりしようかな〜と思っておる次第です。
 どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ m(_ _)m
 
 期 間:2017年12月2日(土)〜12日(火)
     月~金16:00〜24:00/土日14:00〜24:00/水曜定休

 催 し:山福朱実(Vo.)×末森樹(Gt.) LIVE ♬
     2017年12月10日(日) 18:00 start
/1.800円+1Drink

 会 場:仙川・タイニーカフェ
     182-0003 調布市若葉町1-42-2/03-3305-0400
     京王線 仙川駅 歩5分、店の前に着くバス停は「仙川駅入口」
     小田急線 (成城学園前駅西口-仙川)から小田急バス
     ほかに 吉03(吉祥寺駅南口-仙川)、鷹54(三鷹駅南口-仙川)など
 
山福朱実作品展enタイニーカフェ2017.12



(16:08)

2017年11月09日

ヤマネコ毛布 長崎巡回

2015年春から関東と関西の8ヶ所を巡回していた『ヤマネコ原画の旅』
は現在、無期限で九州巡回の旅を続けています。
途中、本州へ数ヶ月、4ヶ所ほど寄り道していましたが、九州に再上陸!

 *特設サイト ヤマネコ毛布絵本原画*九州の旅 
 *Facebookイベントページ *熊本震災義援金のお願い

================================
        *ヤマネコ原画の旅 Vol.45.46*
       山福朱実『ヤマネコ毛布』絵本原画展
        長崎・喫茶/糸 木々&ひとやすみ書店

================================

 期 間:2017年11月9日(木)〜18日(土)
 会 場:*喫茶/糸 木々
喫茶/糸 木々

     平日11~13:00+14~18:30 土日祝13~18:30/11/12,15休
     850-0037長崎市金屋町7-10 201/mail kigikiki@gmail.com
     *ひとやすみ書店
ひとやすみ書店

     11:00〜20:00/11/15休
     850-0873長崎市諏訪町5-3-301/095-895-8523
    
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  絵本「ヤマネコ毛布」は、2007年にパロル舎から出版された
  ものを印刷方法を変え再編集し、広松由希子さんセレクション
  「ずっと残したい絵本」シリーズの第2弾として復刊ドットコム
  から2015年2月に復刊されました。
================================
*ひとつ前の会場:長崎・雪の浦手造りハム
*Vol.9〜48までの『ヤマネコ原画九州の旅』…詳細はこちら
*Vol.1〜8までの本州『ヤマネコ原画の旅』…詳細はこちら

(09:34)

2017年11月02日

ヤマネコ毛布 長崎巡回

2015年春から関東と関西の8ヶ所を巡回していた『ヤマネコ原画の旅』
は現在、無期限で九州巡回の旅を続けています。
途中、本州へ数ヶ月、4ヶ所ほど寄り道していましたが、九州に再上陸!

 *特設サイト ヤマネコ毛布絵本原画*九州の旅 
 *Facebookイベントページ *熊本震災義援金のお願い

================================
        *ヤマネコ原画の旅 Vol.44*
 山福朱実『ヤマネコ毛布』絵本原画展☆長崎・雪の浦手造りハム
================================

 期 間:2017年10月19日(木)〜11月7日(火)
      11:00〜19:00/10/25、11/1休み
    (年内のカフェは10/17で終了、販売のみの営業になります)
雪の浦手造りハム雪の浦手造りハム








 催 し:ヤマネコライブ ←Liveの様子はこちら
     日 時:11月3日(金祝) 19:00開演
     出 演:山福朱実(歌)×末森樹(ギター)
         +ゲスト:長沢哲(パーカッション)
     料 金:1000円+1オーダー
 
 会 場:長崎・雪の浦手造りハム
     851-2127長崎県西彼杵郡長与町高田郷1677-6
     095-887-2568

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  絵本「ヤマネコ毛布」は、2007年にパロル舎から出版された
  ものを印刷方法を変え再編集し、広松由希子さんセレクション
  「ずっと残したい絵本」シリーズの第2弾として復刊ドットコム
  から2015年2月に復刊されました。
================================
*ひとつ前の会場:北九州 八幡・デルソルカフェ
*Vol.9〜48までの『ヤマネコ原画九州の旅』…詳細はこちら
*Vol.1〜8までの本州『ヤマネコ原画の旅』…詳細はこちら

(07:58)

2017年10月30日

日本酒ラベル展 2017
今年も参加します。
呑む楽しみもあるという嬉し
いチャリティー企画展。
東日本大震災で被災された、
宮城県大崎市の酒蔵・一ノ蔵
さんとのコラボレーション展
が8回目を迎えました。
日本酒に良く合う宮城の物産
をお供に一ノ蔵のお酒を今年
もお愉しみください。

この展示の売上金の一部は
被災地復興支援になります。





================================
       東日本大震災 復興支援チャリティー
    素敵に食卓 日本酒ラベル展 2017 「にっぽんの福」
================================

 期 間:2017年10月31日(火)〜11月5日(日)
     12:00〜19:00/最終日16:00まで
  * 一の蔵を愉しむ会 *
   日本酒によく合う宮城県の物産をお供に、
   一ノ蔵のお酒を愉しみましょう。
    日 時:10月31日(火) 18:00〜20:00
    参加費:1000円(予約不要)
 会 場:ギャラリー Malle
     150-0013 渋谷区恵比寿4-8-3 神原ビル1階
 
 参加作家(五十音順敬称略):
  飯野和好、石田尚子、井筒啓之、井筒りつこ、大野隆司、
  小倉正巳、加藤龍勇、管野研一、北見隆、国井節、
  国武将、佐々木悟郎、柴田優子、眈召劼箸漾
  なかがわみさこ、中村豪志、密田恵、蜷川みほ、
  原マスミ、Matsu-★Bockrin、まつやまけいこ、
  ミズシマシゲル、南椌椌、山口マオ、山崎杉夫、
  山福朱実、山本正子

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
        ★松山 酒ミュージアム 巡回展
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 期 間:2017年11月7日(火)〜19日(日)
     9:30〜17:00/月曜休館
 入場料:大人 300円/高校生以下小学生まで 100円
 会 場:松山 酒ミュージアム 一ノ蔵
     987-1304 宮城県大崎市松山千石字松山242-1
     0229-55-2700

================================
山福朱実の作品はこちら
*オリジナルラベルの日本酒はこちらのサイトで購入可能です。
*一ノ蔵は製品並びに原料米及び醸造用水について、第三者機関による
 分析を行い、放射能の検出限界以下を確認しております。2014年
*本年以外の『日本酒ラベル展』
201120122013201420152016

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(07:59)

2017年10月06日

2017.9/28 デルソルカフェ

2015年春から関東と関西の8ヶ所を巡回していた『ヤマネコ原画の旅』
は現在、無期限で九州巡回の旅を続けています。
途中、本州へ数ヶ月、4ヶ所ほど寄り道していましたが、九州に再上陸!

 *特設サイト ヤマネコ毛布絵本原画*九州の旅 
 *Facebookイベントページ *熊本震災義援金のお願い

================================
        *ヤマネコ原画の旅 Vol.43*
山福朱実『ヤマネコ毛布』絵本原画展☆北九州 八幡・デルソルカフェ
================================

 期 間:2017年9月18日(木)〜10月15日(日)
      11:30〜15:00+18:00〜24:00/月曜定休

 催 し:*10/11(水)19:30〜 
      ギタリスト波多江崇行のヤマネコライブ!
      飛び入り朗読:たにせみき ダンス:つかのみき
      ワンオーダー+投げ銭
     *10/14(土)18:30〜 
      九州ヤマネコ応援団おはなし隊のおはなし会
      演奏:フクヤマワタル、中尾マナミ
      ワンオーダー+投げ銭

 会 場:北九州 八幡・デルソルカフェ
     805-0069 北九州市八幡東区前田3-10-26/093-662-2013

デルソルカフェ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  絵本「ヤマネコ毛布」は、2007年にパロル舎から出版された
  ものを印刷方法を変え再編集し、広松由希子さんセレクション
  「ずっと残したい絵本」シリーズの第2弾として復刊ドットコム
  から2015年2月に復刊されました。
================================
*ひとつ前の会場:千葉・せきやど図書館
*Vol.9〜48までの『ヤマネコ原画九州の旅』…詳細はこちら
*Vol.1〜8までの本州『ヤマネコ原画の旅』…詳細はこちら

(11:01)

2017年09月23日

水はみどろの宮*ふくちのち

================================
          石牟礼道子 作*山福朱実 画
  『水はみどろの宮』挿絵版画展*福岡 福智町 ふくちのち

================================

 七つになるお葉は、渡し守の千松爺と、川のほとりでくらしている。
 葛の花や白藤、山犬らん、千年狐ごんの守、片目の黒猫おノンなどの
 ゆたかないのちと共にある日々。やがて山の声を聴くようになったお
 葉は、山の精たちの「花扇の祀」に招かれる。

 日 時:2017年9月14日(木)〜30日(土)/火曜休館
     10:00〜19:00/観覧無料
 会 場:福智町図書館・歴史資料館 ふくちのち 1F 企画展示室
     822-1101 福岡県田川郡福智町赤池970番地2

 催 し:石牟礼道子『水はみどろの宮』 うたい語りつくし!
     催しは台風接近のため中止になりました!
    ・うたい語り:山福朱実(絵本作家)×末森樹(ギター)
    ・祭文語り:渡部八太夫(祭文語り)
    ・対談:姜信子(作家)×山福朱実
     2017年9月17日(日) 14:00〜15:30/観覧無料
     於:ふくちのち 1F ワクワク広場

  *展示する46点の挿絵原画は木版画と紙版画で製作しており、限定
   数で9/17のみ販売。売上の一部を熊本震災の義援金にします。
 申込&問合せ:ふくちのちカウンター 0947-28-2855 担当:ふるしま

*『水はみどろの宮』挿絵原画展は、熊本震災支援も含めて巡回させる
 所存です。ご希望があれば遠慮なくご連絡ください。
 前会場は北九州 八幡・Operation Tableでした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
”熊本、文学の光”について
熊本大地震で「橙」という名の小さな書店が被災しました。
そこは「自由な書き手のささやかな発信の場」として、渡辺京二さんや
石牟礼道子さんが明日の言葉の紡ぎ手たちに寄せる思いを受けて2016年
2月に創刊された雑誌『アルテリ』の編集室でもあり、詩人・伊藤比呂美
を隊長とする「熊本文学隊」の本拠地でもありました。
震災直後から現在に至るまで、橙書店には、心のよりどころを求めて実
に多くの熊本の人々が訪ねてきたといいます。そこには、石牟礼道子さん
や渡辺京二さんが言うところの「かすかで美しい声」「文学という光」
の「場」があったのです。それは、橙書店に集う人々が大事に守り育てて
きた「場」でもありました。
今だからこそ、そんなひそやかな”声”や“光”の息づく「場」をしっかりと
守り育てたい。そうして震災に傷ついた魂や心たちへと力を贈りたい。
「熊本、文学の光」はそのために、橙書店を拠点に、伊藤比呂美、若松
英輔、山福朱実、姜信子らによって立ち上げられた支援活動です。
支援金は熊本文学隊が責任をもって管理し、震災によって大きなダメー
ジを受けた熊本の文学の場を再生させてゆくために運用します。

(09:48)

2017年09月17日

ヤマネコ毛布*せきやど図書館

2015年春から関東と関西の8ヶ所を巡回していた『ヤマネコ原画の旅』
は現在、無期限で九州巡回の旅を続けています。
そして本州へ寄り道すること数ヶ月…。

 *特設サイト ヤマネコ毛布絵本原画*九州の旅 
 *Facebookイベントページ *熊本震災義援金のお願い

================================
        *ヤマネコ原画の旅 Vol.42*
 山福朱実『ヤマネコ毛布』絵本原画展☆野田市立せきやど図書館
================================

 期 間:2017年9月8日(金)〜17日(日)
      11:00〜16:00/18日は正午〜、13日からは終日開催
 会 場:9/8~12:関宿コミュニティ会館 集会室1
     270-0226 千葉県野田市東宝珠花237-1/04-7198-1941
     9/13~17:せきやど図書館 2階
     270-0226 千葉県野田市東宝珠花237-1/04-7198-4946

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  絵本「ヤマネコ毛布」は、2007年にパロル舎から出版された
  ものを印刷方法を変え再編集し、広松由希子さんセレクション
  「ずっと残したい絵本」シリーズの第2弾として復刊ドットコム
  から2015年2月に復刊されました。
================================
*ひとつ前の会場:埼玉・かふぇぎゃらりー本と台所
*Vol.9〜48までの『ヤマネコ原画九州の旅』…詳細はこちら
*Vol.1〜8までの本州『ヤマネコ原画の旅』…詳細はこちら

(10:03)

2017年09月16日

 西日本新聞に"ふくちのち"でのイベントの告知が掲載されていました♪
       催しは台風接近のため中止になりました!
2017.9/6 西日本新聞



(11:14)

2017年08月26日

先日開催した Operation Table『水はみどろの宮』挿絵版画展の展評を
上野朱さんが寄稿してくださいました!…感無量♡
時間の原野

帰ってきたヤマネコ
上野朱

 「あんた、親ばだまくらかして出ていっちょろうがな」というのが、私が山福朱実をからかう時の決まり文句だった。
 東京で写植の学校に行き、戻ってきて家業の印刷所を手伝うというふれこみで家を離れた18歳の娘。ところがいつの間にか劇団に入ったり、イラストを描き始めたりして東京に居着いてしまい、気がつけば35年もの月日が過ぎていた。「親を騙して出ていった不孝者!」と筑豊弁で罵られても当然の所行である。こんな娘は市中引き回しの上、若戸大橋から逆さ吊りにしなければならぬと思っていたが、あにはからんや彼女は花のお江戸で大いなる脱皮を遂げていたのだった。

 2017年8月、北九州市八幡東区のOperation Tableで『水はみどろの宮』挿絵版画展を観る。イラストレーターからイラストライター、そして今や「歌う版画家」となった山福朱実の里帰り展は、元動物病院の壁面狭しと掲げられた作品と、彼女の新旧の友人たちで溢れていた。美術家でもなく批評眼も持たない私なので、ひとつひとつの作品についてどうこう述べることは遠慮する。しかし例えば棟方志功の版画のごく一部を見ただけでも「これは志功じゃないか?」と見当がつくように、「これはアケミに違いない」と思わせる個性がすでにある、と思う。
 ほとんどいつも猫(もちろんノーブランド猫)が飼われていた家に育った彼女も幼い頃から猫好きだったが、若松半島・高塔山の彼方とはいえ一応は町なか育ちだったので、蛾やバッタ、ギッチョンといった虫類には弱く、両親と一緒に私の家(鞍手町の山の中)に来た時には、ほんの小さな羽虫がよぎっただけで、それはもう大変な騒ぎようだった。だが神奈川の自然に囲まれた、樹の実工房という名の住まいで過ごす8年のうちに「ミミズもムカデもわしづかみ!」といってもいいほどまでに虫嫌いを克服。また数多くの樹木や草花、野菜の世話を重ねるうちに、人工物でない命への観察力が磨かれたのであろう。樹の実工房時代の彼女のブログを見るたび、よくもまあ猫より足の多い(或いは少ない)生き物と親しくなれたことと感心しつつも、昔を考えれば呆れる思いもしていたのだ。
 自然の観察と生命を愛おしむ心、これは表現者にとってなにより大切なものではないだろうか。人間に対してはもちろん、一匹の虫の喜怒哀楽やひとつぶの種の一生を想像する力、作り手にその力がなかったなら、絵も音楽も文章もそれは単なる技巧にとどまり、人の心に届きはしないだろう。(本当は政治に携わる者こそ、人並み以上に命への関心が高くなければならないのだが、株価や権力にしか興味がないのだから困ったものだ)
 そんな「命へ深入りする目と心」を持ち得たからこそ、石牟礼道子さんの文章と共振し、作品化することができたのではないかと『水はみどろの宮』に付けられた挿絵を見ながら思う。ことに主役が猫と犬と少女だったということで、もともと猫好きの描き手はもうどっぷりとけものたちの中に入り込み、渾然一体となって嵐に打たれたり水をくぐったりしているような躍動を見せる。
 あの世とこの世を自在に行き来するような石牟礼さんの作品の挿絵を描くなんて怖ろしい。そんなことができるのは、『みなまた 海のこえ』の丸木俊さん・位里さんくらいだろうと思ってきたが、それを山福朱実がやってしまった。もともと、父親の山福康政さんから絵の才能を受け継いでいたのだろうが、それは湧き出すところを探していた地下水脈のようなもの。そしてついに版画という手法に巡り会ったことは、彼女にとっても、その作品を目にする私達にとっても幸せだったと思う。さらには母・緑さん譲りの歌唱力と度胸まで炸裂した感があって、歌う版画家はこの先どうなっていくのだろうと楽しみである。
 ただひとつ私が心配するのは、若松という便利のよくないところ(鞍手の田舎から言われたくないか?)に移ったために、共同展やコンサートへの参加が制約されるのではないかということだが、里帰りするやいなや繁殖力旺盛な菌糸のように新しい仲間を増やしている彼女とパートナーの末森さんのことなので、きっと杞憂に終わることだろう。
 決して「私が私が」と押し出してゆく人物ではなく、はじけるような笑い声の割には控えめな人柄だが、その回りに集う人々の笑顔を見ていると、山福朱実という人は知らない人間同士を結びつけるというなかなか得難い力を持っているに違いないと思う。
 しかしこれでもう「あんた、親ば…」という台詞が使えなくなって、実は私は困っているのである。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上野朱 Ueno Akashi
1956年福岡市生まれ。
1964年父上野英信が「筑豊文庫」を創設するのに伴われて鞍手に移り、廃坑集落で育つ。高校卒業後洋菓子職人を目指して東京で就職するが、1年半後筑豊へ戻る。1996年筑豊文庫を閉鎖、解体。現在は宗像市で古書店「古本アクス」を経営。著書に『蕨の家 上野英信と晴子』(海鳥社 2000年)、『父を焼く 上野英信と筑豊』(岩波書店 2010年)がある。
〈この略歴は『父を焼く』巻末の著者略歴を参考にしました。〉

(11:37)

2017年08月24日

猫迷宮展

================================
        天沼春樹プロデュース『猫迷宮展』
================================

 夏の終わり、闇にひそむ猫たちが国立に集う。
 司祭は猫小説の天沼春樹。
 『水に棲む猫』『猫町∞』を経て第三作『猫迷宮』完成まぢかのこの
 とき、ゆかりの猫と画家たちの宴がはじまる。
 さて、この迷宮の宴に出口があるとはかぎらない。

 期 間:2017年8月24日(木)〜29日(火)
     11:00〜18:00(最終日16:00まで)
 催 し:8/24(木)17:00〜 オープニングパーティー
     8/26(土)15:00〜 トークイベント
     天沼春樹+生野毅(現代詩人) 対談+渡邊ゆりひと 音楽
     「闇と光にうごめくものたち」

 出展作家(五十音順敬称略):
   浅野勝美、天久高広、荒木慎司、石丸運人、伊津野果地、
   大竹茂夫、大野八生、小川香織、影山徹、加藤妙子、
   くまあやこ、小林敏也、さかたきよこ、七戸優、篠崎三朗、
   菅野まり子、高田美苗、高田雄太、武田典子、タダジュン、
   谷口シロウ、出久根育、西誠人、深瀬優子、水野恵理、
   南椌椌、山田和明、山福朱実、吉田稔美、若林雄介

 会 場:コートギャラリー国立 gallery2
     186-0004 東京都国立市中1-8-32/042-573-8282

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(09:41)