裏山書房,山福家

2019年08月06日

昨年のblog記事を再投稿。できる限り毎年続けていきたいと思います。
山福康政「ふろく」

私は北九州生まれですが、母は秋田、父は広島というブレンドです。
曽祖父が爆心地近くに建っていたという山福旅館を道楽で潰し、晩年は
盲目となった祖父が仕事を求め、既に賭博業で九州へ流れ着いていた親
戚を頼って北九州へ渡ったお陰で助かったのだと…
小さな頃から道楽も一概に悪いとは言えんのだぞ的に聞かされていたの
で、私の現在の生活もそのせいに違いないんだわと言い逃がれしつつ、
やはり8/6は父方の先祖を憶う特別な日。

画像は父の著書「ふろく」の1場面。
叔父が営む自転車屋から仕事を手伝えと声がかかり、原爆投下の2年後に
広島に降り立ったときの記憶のようです。
『焼跡は想像をはるかにこえていた。西魚屋町は繁華街だった。紙屋町
のそば。ぼくの母の妹の叔母は八月六日にピカで死んだ。なぜか左半分
だけ焼け残ったのを姪が二日後、学童疎開先からぬけて来てトタン板の
上で焼いたそうだ。当時小6だった。』

坂口博さんによる「原爆文学」探査5/山福康政『焼け跡に風が吹く』
に考察と詳細が書かれているのを見つけました。

*朝日新聞 原爆投下直後の広島全景360度(1945年8月10日)
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2018年3月、私企画により北九州 若松・旧古河鉱業若松ビルで開催した『没後20年・生誕90年 山福康政の仕事展』、同年夏に福岡 箱崎・ブックスキューブリックで開催した縮小版の展示『没後20年・生誕90年 山福康政の「付録」展』を経て、今秋2019年10/22〜11/4の期間、東京 東中野・ポレポレ坐で父と私の作品を並べる『山福康政 朱実 親子展』を開催することになりました。詳細は追って。
東京の皆さま、ぜひ遊びにいらしてくださいませm(_ _)m

(07:47)

2019年06月09日

   東京 東中野・ポレポレ坐で上野英信展が開催されています!
上野英信の坑口


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 筑豊、南米、沖縄…人々のいのちの火を掘りおこした記録文学作家
       ポレポレ坐企画展『上野英信の坑口
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『追われゆく坑夫たち』(岩波新書)で知られる記録文学作家の上野英信(1923〜1987)は、かつて文明の象徴であった炭鉱がエネルギーの転換によって消えゆくなか、筑豊の中小炭鉱で働く坑夫やその家族たちと生涯の歩みを共にしながら、彼らの声を記し、人びとに届けました。
本展は、2017年に開催された福岡市文学館企画展「上野英信 闇の声をきざむ」の協力を得て実現したものです。本会場では氏の著作物に中心に、「筑豊文庫」から始まった記録者たちも合わせてご紹介します。
また、上野英信が敬愛して止まなかった、炭坑で働き、炭坑を描いた画家・山本作兵衛の作品を主軸に据えたドキュメンタリー映画『作兵衛さんと日本を掘る』(熊谷博子監督)がポレポレ東中野にて劇場公開され、本展と合わせてご鑑賞いただけます。
今日に続くエネルギー問題とそれに翻弄される人びとの声とその足跡を再び見つめる場となれば幸いです。

 期 間:2019年5月22日(水)〜6月9日(日)
     11:30〜21:00/店休6/4(火)
 入 場:無料 *会場がカフェ店内のためご注文をお願いします
 会 場:Space&Cafe ポレポレ坐
     164-0003 東京都中野区東中野4丁目4-1 ポレポレ坐ビル1F
     問合予約 03-3227-1445/polepoleza@co.email.ne.jp

 催 し:5/24(金) 19:00~ 鎌田慧×上野朱×本橋成一 トーク
    :5/25(土) 19:00~ 三木健×上野朱 トーク
     予約2000円/当日2500円(ワンドリンク付)
    :6/4(火) 19:00~ 黒田京子&喜多直毅 ライブ
     予約2500円/当日3500円(ワンドリンク付)         
上野英信の坑口

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上野英信の坑口 展示

上野英信の坑口 展示上野英信の坑口 展示
上野英信の坑口
上野英信の坑口

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 そして今秋10月に、父・山福康政との二人展を開催する予定です!
山福康政・朱実展


(14:44)

2019年04月19日

 裏山書房+山福印刷で制作中の書籍「太陽と月とタブラの申し子、
ディネーシュ・チャンドラ・ディヨンディを唄う狂犬が吠えると。」
 につくDVD+紙ケースが届きました。これからセットがんばる!
DVD


(14:41)

2019年02月13日

野依氏&緑さん
一昨日2/11は若松市民会館で開催された”「建国記念の日」を考える集い”に参加。父の盟友で同年90歳の野依勇武氏が講話をなさるというので、他の全ての予定を中止して母と連れ立って馳せ参じました。
「嘘と隠蔽と口裏合わせ、辺野古に象徴される民意を強権で抑える安倍政権が、日本を1930年代に後戻りさせようとすることに無関心であってはならない」と、1930年代の日本の世相、戦争を自らの体験を通して語ってくださいました。
参加者からの「なぜ人間は戦争をしたがるのでしょう?」の問いに「戦争をしたい人はいません」とキッパリ。心地良いです。
骨折2ヶ所が完治していない苦しい体で2時間以上もお話ししてくださいました。母も久し振りの対面に大喜び!行ってよかった♡

付録 p364
父の『絵草紙・付録』に登場する野依さん。↑
かつて日本一の石炭積出港だった若松港の沖仲仕には玉井組と野依組があったそうです。玉井組から火野葦平さん、野依組から野依勇武さん。
どちらも若松という場所とても愛しておられる素晴らしい方です。

(11:05)

2018年12月08日

山福康生:旧古河鉱業若松ビル
北九州の若松と戸畑に架かる朱い橋、若戸大橋の通行料がようやく無料になります。
その無料化を記念して、若松では様々なイベントが準備されています。
私も記念感謝祭に少しだけ制作者として加わらせていただき、裏方で動いています。

記念品として2000部配布される『若戸大橋と若戸近代遺産』絵葉書8枚セットの絵を兄・山福康生に描き下ろしてもらって私がデザイン、封筒は東京の恵比寿屋さんにデザインしていただきました。


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      若戸大橋・若戸トンネル無料化記念感謝祭
   記念葉書『若戸大橋と若戸近代遺産』山福康生 原画展
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  若戸大橋・若戸トンネル無料化記念感謝祭 関連イベント
    松永文庫収蔵ポスター展 〜火野葦平と若戸大橋〜

松永文庫収蔵ポスター展松永文庫収蔵ポスター展
 映画ポスター、看板、チラシ等をもとに、若松における映画の歴史や
 火野葦平原作の映画作品、若戸大橋をロケ地とした映画作品を紹介。
 その展示の一角に山福康生氏の絵葉書原画を展示いたします。

 日 時:2018年11月28日(水)〜12月10日(月)/火曜休 
     9:00〜17:00/入場無料
 会 場:北九州・旧古河鉱業若松ビル 2F
     808-0034 福岡県北九州市若松区本町1丁目11-18
     093-752-3387
山福康生 絵葉書原画展

  *絵葉書セットは無料配布の記念品のため販売はしておりません。
絵葉書セット




(09:55)

2018年11月20日

絵葉書セット制作中
ただいま裏山書房は、若松区役所からの依頼による、私制作編集の若戸大橋無料化イベント記念品、山福康生(兄)の風景画による絵葉書8枚セットを製作中です。
丁合いは82歳の緑さん(母)が猛スピードで…いくつになってもプロ…8種×2000枚がみるみるセットになって積まれていく様子は、見ていて小気味良いですよ〜。
間違いなく納品日に間に合いそう。ホッ。

(17:36)

2018年11月14日

昨日の西日本新聞掲載記事を上野朱さんが送ってくださいました。
若松・火野葦平資料館 で父の仕事を紹介する展示が始まっています。
12月24日まで展示していますので是非とも足をお運びくださいm(_ _)m

2018.1/27 西日本新聞

火野葦平資料館 看板

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絵草紙作家 故 山福康政さん作品展
若松区の火野葦平資料館
120点展示、仕事ぶり振り返る

 若松で印刷業「山福印刷」を営みながら自ら絵草紙作家として人々の暮らしを記録した山福康政さん(1928~98)の生涯や仕事ぶりを作品で振り返る「山福康政と裏山書房40年展」が北九州市若松区本町3丁目の火野葦平資料館で開かれている。12月24日まで。
 旧若松市で育った山福さんは、工場勤務で身に付けた「ガリ版」の印刷技術を基に51年ごろに印刷業を始め、74年に山福印刷を設立した。傍らで出版社「裏山書房」も営み、筑豊の記録作家上野英信さんや俳人穴井太さん=いずれも故人=の著書や句集を刊行した。
 脳血栓の発作で右半身にまひが残った山福さんは76年、リハビリを兼ねて文と絵、俳句でつづった自分史「付録」を自費出版したのをきっかけに絵草紙作家としての活動を始めた。西日本新聞文化面に「ぶらり路地裏50年」を連載するなど、庶民の暮らしをほのぼのと描き続けた。
 今年で没後20年となる山福さんが同資料館(85年開設)の設置運動に携わるなどした功績をたたえ、市民団体「火野葦平資料の会」が同展を企画した。会場には、山福さんが版画の技法で表紙絵を描いた著書や俳句雑誌なと約120点が並ぶ。印刷業を継いだ長男康生さんと絵本作家の長女朱実さんの作品も含まれる。
 資料の会の坂口博会長は「山福さんの味わいのある絵で多くの人を引きつけ、出版の技術で地元文化の発展に寄与した。その仕事ぶりが子どもたちにどう影響を与えたのかも見てほしい」と来場を呼びかけている。入館無料。月曜休館。同館=093(751)8880。(木村知寛)
西日本新聞 2018年1月27日掲載

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若松庶民烈伝 1977北やんのバナちゃん節 1985

(09:04)

2018年11月06日

先ほど上野朱さんから西日本新聞の記事を送っていただきました。
私は掲載のことを知らなかったのでびっくり。
朱さん、スカラベサクレさん、ありがとうございます✨
2018.11/6 風車

2018.11/6 西日本新聞 『風車』
山福親子と石牟礼道子

 石牟礼道子の創作『水はみどろの宮』(福音館文庫、2016年)の挿絵原画展が、先月14日まで福岡県直方市の直方歳時館で開催されていた。
 石牟礼作品に惚れこんだ北九州市若松区出身の絵本作家・山福朱実は、単行本の絶版を惜しみ、自ら児童文学関係の出版社に再刊を働きかけた。その努力が実り、文庫普及版の刊行がかなう。1997年の初版にはなかった挿絵が約60点も入り、ようやく大人も子どもも楽しめる児童文学書になった。石牟礼は「朱実さんのお父様山福康政さんは、穴井太さんの主宰なさる天籟句会のメンバーで、私の句集『天』を出す上でお世話下さった。親子二代にわたっての不思議なご縁」と、あとがきに記す。
 朱実は幼いときからの石牟礼ファンで、家族と一緒に旅行もしたという。その思いは、挿絵を描いただけでなく、再刊直後からの原画展と、作中の一節をギター伴奏つきで朗読、詩の個所は歌唱というコンサート活動の継続にも現れている。東京から始まり、全国各地で開催されてきた。もちろん、熊本・水俣両市、出身地の北九州でも開かれた。直方では、自作絵本や装幀本の原画も展示。木版画や紙版画によるものだ。紙版画は、10枚も刷るのが限界と聞いた。
 山福朱実の朗読と挿絵も重なって、『水はみどろの宮』の舞台となった、熊本県山都町の緑川源流地、緑仙峡とその奥の穿の洞窟を訪ねたくなった。洞窟は、日向へ抜けると伝説され、石牟礼と朱実の想像力をふくらませている。               (スカラベサクレ)

(09:49)

2018年09月22日

緑さん
病院の帰りに築100年を超える上野海運ビルを丸ごと使ったイベント”若松ベイサイドマルシェ”で”千石の唐揚げ”と、カレー居酒屋エンフクの”若松トマトカレー”を食べ、バスに乗るべく若松渡場に寄って、父が大昔に描いた、経年で色褪せた火野葦平文学散歩地図を背に記念写真を撮る緑さん。
母が若松渡場まで来るのは何年振りでしょう。
今日は調子が良くてたくさん歩きました☀️

(09:57)

2018年08月06日

昨年のblog記事を再投稿。できる限り毎年続けていきたいと思います。
山福康政「ふろく」

私は北九州生まれですが、母は秋田、父は広島というブレンドです。
曽祖父が爆心地近くに建っていたという山福旅館を道楽で潰し、晩年は
盲目となった祖父が仕事を求め、賭博業で九州へ流れ着いた親戚を頼っ
て北九州へ渡ったお陰で助かったのだと…
小さな頃から道楽も一概に悪いとは言えんのだぞ的に聞かされていたの
で、私の現在の生活もそのせいに違いないんだわと言い逃がれしつつ、
やはり8/6は父方の先祖を憶う特別な日。

画像は父の著書「ふろく」の1場面。
叔父が営む自転車屋から仕事を手伝えと声がかかり、原爆投下の2年後に
広島に降り立ったときの記憶のようです。
『焼跡は想像をはるかにこえていた。西魚屋町は繁華街だった。紙屋町
のそば。ぼくの母の妹の叔母は八月六日にピカで死んだ。なぜか左半分
だけ焼け残ったのを姪が二日後、学童疎開先からぬけて来てトタン板の
上で焼いたそうだ。当時小6だった。』

坂口博さんによる「原爆文学」探査5/山福康政『焼け跡に風が吹く』
に考察と詳細が書かれているのを見つけました。

*朝日新聞 原爆投下直後の広島全景360度(1945年8月10日)
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今年は3月に父の展示『没後20年・生誕90年 山福康政の仕事』を開催す
ることができ、多くの方に足を運んでいただきました。
そしてその縮小版の展示が明日8/7から9/2まで、箱崎ではじまります。
戦争を考える夏の間、ふらりと寄ってご覧いただけると幸いです。

     没後20年・生誕90年 山福康政の『付録』展
山福康政展*キューブリック


(08:15)

2018年07月02日

  母の大昔の不思議写真を見つけました!とっても面白いデス♡
緑さん


(09:40)

2018年05月12日

山福プリント社1960年
ほんの少しずつ父の仕事の整理をしています。
1960年発刊の冊子に載せてる広告が笑える…

北九州ではじめてのタイプ・オフセット印刷!
活版印刷単価の
2分の1!

(22:23)