2016年04月24日

装画を担当させていた
だいた津島佑子さんの
本が発売されました!
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『夢の歌から』
津島佑子 著
インスクリプト 刊
2700円+税
思いがけなくも
先立った大作家が
3.11以後の世界への
怒りと希望を
たゆまず語り続けた
最後のエッセイ集
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この装画のお仕事は、津島裕子さんの訃報から少し日が経った頃、版元
のインスクリプトさんからの突然の連絡で決まりました。
津島さんがまだお元気だったときから書籍化の企画が進んでいて、既に
表紙の案も出されていたのだそうです。
2012年の東京新聞での連載で挿絵をつけさせていただいていた中から選
ばれ、津島さんも「また山福さんと仕事ができるわ」と喜んでくださっ
ていたというエピソードを聞いて涙がポロポロ。
東京新聞の編集者さんから葬儀のお知らせが届いていたのに、家のこと
で何をどうしても辿り着けなかったことを悔やんでいた私に、津島さん
が空から手を振ってくださったような気がしたのです。
こんなことってあるんですね…身に余る光栄に心が震えました。
先日、4/22に発売されました。
津島佑子さんの夢の歌が皆様のお手元に届きますように!
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地上の悲惨を超えて、ひびきつづける「夢の歌」──。
3.11後の原発と政治情勢をめぐって、ざわめき立つ怒りを記した全エッセ
イを収録。まばゆく光溢れる世界を願った小説家が、わたしたちに手渡
した課題とは。生と死について、家系をめぐって、惹かれ続けた場所、
親しんだ物語について綴る晩年の随筆を併せた、30篇、550枚のエッセイ
集成。身近に最後を見守った津島香以氏のあとがきを添えて刊行。
(13:27)

















