絵仕事

2025年06月01日

    『12人の絵本作家が描くおうえんカレンダー 2025』
     6月は私の担当。水彩木版画『十薬の時間』です🌿
『十薬の時間』
    どうぞひと月、おつきあいくださいませりm(_ _)m

(07:07)

2025年03月11日

『12人の絵本作家が描くおうえんカレンダー2025』販売中
   タテ21cm(開いた状態42cm)×ヨコ21cm /税込1,100円
おうえんカレンダー2025

    1月:降矢なな 2月:あべ弘士 3月:酒井駒子
    4月:吉田尚令 5月:市居みか 6月:山福朱実
   7月:はたこうしろう 8月:田島征彦 9月:長谷川義史
   10月:荒井良二 11月:おーなり由子 12月:谷口智則

応援カレンダーは、収益の中から、3.11福島原発事故の影響から子どもたちを守る活動をしている団体に寄付金を贈っています。2016年カレンダー以降、累計2,076万円を29団体へ寄付してきました。
2025カレンダーの収益から寄付させていただくのは、公募いただいた中から選ばせていただいた下記の6団体と、昨年からの継続助成5団体の計11団体になります。
・「避難の権利」を求める全国避難者の会
・はちみつ會
・福島の子どもたちとともに・湘南の会
・一般社団法人NO to YES
・もやい展実行委員会
・関東おさかな測定プロジェクト
・一般社団法人ほっと岡山
・NPO法人新宿代々木市民測定所
・NPO法人福島こども保養プロジェクト・練馬
・NPO法人みんなのデータサイト
・福島の子どもを招きたい!明石プロジェクト
応援カレンダー2025 原画巡回展


*そして、全国7か所をまわる原画展は、下記の日程で開催となります。
 2024.10/4~7 大阪・空色画房
    .10/10~20 福島・おれたちの伝承館
    .10/26~11/3 北海道・ギャラリープルプル
    .11/8~15 岡山・つづきの絵本屋
    .11/18~12/1 東京・クレヨンハウス
    .12/5~11 山口・こどもの広場
    .12/14~21 京都・Books&Cafe Wonderland
応援カレンダー2025 原画巡回展

詳細はHPBlogでお知らせしますので楽しみにお待ちください!
            応援カレンダープロジェクト 代表:水戸晶子

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
山福朱実の作品(6月担当)はこちら
→各作家の作品はオンライン原画販売会で抽選販売しています。
 応募期間は10/4.12時から12/21.16時まで。
 各作品当選の1名の抽選になります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*報告
14年目の3月11日を迎え、今年は下記11団体に275万円を寄付させていただきました。絵本作家のみなさまにはスタッフ一同心より感謝しております。どうもありがとうございました。
             応援カレンダープロジェクト スタッフ一同
<通常助成>
・「避難の権利」を求める全国避難者の会 ・はちみつ會
<継続助成>2024,2025年度
・福島の子どもたちとともに・湘南の会 ・一般社団法人 NO to YES
・もやい展実行委員会 ・関東おさかな測定プロジェクト
<継続助成>2023,2024年度
・一般社団法人ほっと岡山 ・NPO法人新宿代々木市民測定所
・NPO法人福島こども保養プロジェクト@練馬
・NPO法人みんなのデータサイト
・福島の子どもを招きたい!明石プロジェクト


(10:22)

2025年02月27日

2025年01月30日

2025年01月26日

宮崎県公害認定審査会長・出盛医師の助成により、非売の自費出版として2024年3月に刊行されていた『和合の郷』が完売に至ったため、書店での購入が可能な世織書房から再販されました!
宮・土呂久の砒素公害を50年以上記録し運動を続けてきた川原一之さんの集大成ともいえる本書に関わらせていただけたことが光栄ですし、活動をずっと応援していた父がきっと喜んでいるぞと感慨も一入。
川原一之『和合の郷』世織書房

     『和合の郷 ー祖母・傾山系 土呂久の環境史
  川原一之 著/山福朱実 装画,挿絵/designPOOL 造本,装丁
     2024年12月/A5版/上製本/584頁/5,400円+税
       ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
川原一之『和合の郷』川原一之『和合の郷』川原一之『和合の郷』川原一之『和合の郷』













川原さんの著書全6冊のうち、1994年刊『記録・土呂久』が土呂久の公害被害者と支援者の運動史だったのに対して、『和合の郷』はその姉妹版を意識し、土呂久が最盛期を経て衰退に至る集落史となっています。
一般購入が可能になりましたので、この機会に是非お求め下さいませ。
『和合の郷』世織書房



(15:15)

2025年01月09日

2024年12月13日

2024年12月10日

2024年11月27日

川原一之さんがSNSに投稿された記事を転載させていただきます。

*2024.11/24 川原一之氏によるFacebook投稿記事
『天皇陛下萬歳』『天皇陛下萬歳』
1972年に筑摩書房から出版された上野英信著「天皇陛下萬歳ー爆弾三勇士序説ー」(写真右)が52年後の11月に中公文庫版(写真左)として再刊された。日中戦争前夜の上海で爆弾を抱いて敵陣の鉄条網に突入して果てた兵士の「天皇陛下萬歳」の叫び。それから90年、欧州の東端から「祖国ウクライナ萬歳」「プーチン閣下萬歳」「ジョンウンさま萬歳」と兵士の声が幻聴として聞こえてくる。ふだんは農民、工場労働者として異なる国で働く者同士が敵になり、銃や砲の飛び交う戦場で何十万人と殺し殺されている。その不条理な死を受け入れるのに、絶対者に捧げる「萬歳」以外にどんな理屈があろうか。昨今の国際情勢が「天皇陛下萬歳」をよみがえらせたにちがいない。
中公文庫版のカバーを装うのは山福朱実が彫った版画。鉄条網の背後にたちのぼる炎は、日中戦争の戦火というより、戦争と天皇制と部落差別の構造をあばきだそうとして完成せずに終えた上野英信の悶々たる胸のうちと読める。
巻末のエッセイを書いたのは高山文彦。上野は「天皇陛下萬歳」を「自己の戦争責任の贖罪としたかったのではなかろうか」という分析は明快だ。さらに、このエッセイで驚くべきことに私は出合った。
第一に、高千穂町の山村育ちの高山なのに、その高祖父母・ひ祖父母が筑豊の炭坑で働いており、しかも祖父は門司か若松(山福朱実が育った町)か戸畑(私が育った町)かで石炭の荷積みにかかわっていたという家族史。高山のルーツがどっぷり上野英信の世界に漬かっていたことを初めて知った。
第二に、高山が「英信氏に師事した川原氏と宮崎で遅い出会いを果たした」と私の名前を出して、拙著「闇こそ砦ー上野英信の軌跡ー」を紹介していることにもびっくりした。エッセイは宮沢賢治の「農民芸術概論」へ展開し、上野が「坑夫長屋を買いとり、『筑豊文庫』をつくったとき、ようやく彼には賢治の『農民芸術概論』が命をもった純粋な美しい珠玉として胸に再生したのではなかったか」と、賢治の童話のような美しい文章でしめてあった。
第三に目を見張ったのは、天皇と民衆の救済の一例として、独り身の土呂久の女性患者が「ピアノをかこみ団欒する昭和天皇一家の写真」を家に飾っていたことを引いていたことだ。この写真のっことは拙著「土呂久羅漢」に、わずか1行書いてあるだけ。あのさりげない1行にまで目を配っていたのか。
高山文彦への畏れが走った。すごい作家を友にし、かつては公害・現在は過疎と苦闘する谷間の集落土呂久に案内したものだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(10:38)

2024年11月12日

     装画を担当した文庫本が11/20刊行になります!
上野英信『天皇陛下萬歳』中公文庫

1971年に筑摩書房から出版された初版の単行本は、布張りで箱入りという豪華な、しかも田村義也さんの装幀で、1989年にそのデザインを壊さないシンプルな装丁でちくま文庫から刊行。そして今年になって光栄なことに私が担当することとなり、再読して唸りながら、畏れ多くもこのような版画になりました。英信さんに叱られないかなあ…と、今月一杯飾っている最中の”死者の日”の祭壇に供え、恭しく手を合わせました。
祟られないことを祈ル!

上野英信『天皇陛下萬歳 - 爆弾三勇士序説』中公文庫
1932年の上海事変に際し、自らの身を散らせた爆弾三勇士。彼らはいかにして神に仕立て上げられたか。天皇をめぐる民衆の心性に迫った記録文学の白眉。





(11:11)

2024年11月07日

2024年10月01日

         冬の準備はもう始まってるぞう🍁
木版画『栗鼠の支度』

12人の絵本作家が描く応援カレンダー事務局からのコメント
今日から10月だと言うのに、今日も30度を超えた大阪です。
今年の夏は本当にしぶとい夏でしたね。
小さな女の子が、みどり色のドングリを見つけて喜んでいました。この版画のリスさんたちもそろそろ冬の支度を始めているのでしょうか…
あっという間に今年が終わってしまいそうです。
今年のおうえんカレンダーに予定をいっぱい書き込んで残り3ヶ月、
悔いのない2024年をお過ごしくださいね。
そして2025年のカレンダーもどうぞよろしくお願いします。

(11:41)